Researcher
教員紹介
権 安理(GON Anri)
立教大学コミュニティ福祉学部
コミュニティ政策学科 准教授
専門領域
公共・社会哲学、公共空間論、シェアと公共デザイン
研究テーマ
Public(公共)の思想・歴史研究とPublic Design
Researches
研究内容
# Public ― What?
家族や友人と過ごすprivateな時間と空間。それから仕事と職場(学生は勉強と大学)。
この2つが life(生活/人生)で重要だが、それ以外の"何か"はないのか?
――その"何か"を 「the public(公共)」=「日常とは違うオープンな、つながりの場面」と考えたい💡
# Public ― How? 1.Public Space Design
もう少し具体的(社会的)に言おう。
「街の空間・(建)物といった資源」――例えば公園、廃校や空き家、団地、水辺、街角を利活用して「公共空間」をつくり、少しずつ街を変えていく。街を変えることで社会の課題に挑み、社会を変容させる。例えば、地域を活性化する廃校活用、子ども食堂となる空き家、自由に使える居場所となった公園がある🌱
――空間を作って社会を変える💡
# Public ― How? 2.Public & Share Life Design
シェアと言えばシェアハウスだが、それは単なる共同住宅ではない。「つながりたいけど縛られたくない」(三浦展)というコミュニティを実現する場である。だが、シェアの対象は空間やモノにとどまらない🌱
例えば独居老人がいる。料理が得意だが、庭の手入れに困っている。他方で、毎日粗食の学生がいる。両者が出会わなければ、問題には各人が対応するしかない。だが、つなげる仕組みがあったらどうか。学生は庭掃除して、美味しい料理に恵まれる。ご老人はその逆。生活課題をシェアして、人生を分かち合う🌱
――シェアのつながりを作って社会を変える💡
私の家から、私達の空間=spaceへ
私のlifeから、私達のlifeへ
privateから、publc, share, commonへ。
― これが、Public Designである 📝